「バリ島へ行くなら、マンタを見てみたい。」
ダイバーなら、一度はそう思ったことがあるのではないでしょうか。
大きな体でゆっくりと泳ぐマンタ。
頭の上を優雅に通り過ぎる姿は、写真や動画では何度見ても感動します。
実際に、
「マンタが見たいのでヌサペニダへ行きたいです。」
というお問い合わせは、一年を通してたくさんいただきます。
私自身もマンタが大好きですし、条件が良い日にお客様と一緒に見るマンタは、何度潜っても感動します。
だからこそ、お伝えしたいことがあります。
マンタを見るために一番大切なのは、「マンタがいるポイントへ行くこと」ではありません。
マンタを心から楽しめる状態で、その海へ行くことです。
この記事では、初心者専門で20年以上バリ島の海をご案内してきた経験から、マンタダイビングを最高の思い出にするために知っておいていただきたいことをお話しします。
マンタは、バリ島で一番人気と言ってもいいダイビングです
バリ島には魅力的なダイビングポイントがたくさんあります。
サンゴ礁が美しいポイント。
カメに出会えるポイント。
マクロ生物が豊富なポイント。
沈船ポイント。
その中でも、やはり特別な存在なのがマンタです。
水族館でしか見たことがなかった大きなマンタが、目の前をゆっくり泳いでいく。
頭の上を旋回しながら通り過ぎていく。
その迫力は、映像では伝えきれません。
だから、
「バリ島へ行くならマンタが見たい。」
という気持ちは、とても自然なことです。
実際に、くらげ村へお問い合わせいただく方の中にも、
「マンタを見ることが今回の旅行の一番の目的です。」
という方がたくさんいらっしゃいます。
でも、その一方で、
「マンタが見たい。」
という気持ちだけで予約をすると、思っていたイメージとの違いに驚かれることもあります。
「マンタが見たい」だけで予約すると、後悔してしまうこともあります
SNSでは、
透き通る青い海。
優雅に泳ぐマンタ。
笑顔でOKサインを出すダイバー。
そんな映像をよく目にします。
もちろん、それは本当の景色です。
でも、映像には映らないことがあります。
例えば、
・ボートでポイントまで移動する時間。
・海況によって変わる波やうねり。
・水面で揺れるボート。
・乾季ならではの低い水温。
・その日のコンディションによって変わるダイビングの難易度。
そして何より、
マンタを見るためには、ある程度の余裕を持ってダイビングができること。
これが、とても大切です。
実際に、
「マンタは見られたけど、呼吸や耳抜きで精一杯だった。」
「寒さで余裕がなく、あまり覚えていない。」
「船酔いして辛かった。」
そんなダイビングになってしまったら、とてももったいないと思いませんか。
マンタは見られた。
でも、心から楽しめなかった。
私たちは、そんなダイビングにはしたくありません。
マンタを安心して楽しむためには、「余裕」と「それなりのスキルレベル」が必要です
ここで言う「スキル」とは、
難しいテクニックのことではありません。
例えば、
・落ち着いて呼吸ができること。
・耳抜きを焦らずできること。
・中性浮力をコントロールできること。
・しっかりフィンキックができること。
・周りを見る余裕があること。
こうした基本的なスキルです。
そして、その基本的なスキルが身についていると、
自然と**「余裕」**が生まれます。
大きめのうねりにも対応できる。
周りの景色を見る余裕がある。
インストラクターの合図を見る余裕がある。
そして、
マンタが真上を泳いでいく瞬間を、しっかり目で追いながら感動できる。
これが、私たちが考える「マンタを楽しめる状態」です。
逆に、
呼吸で精一杯。
耳抜きで精一杯。
泳ぐだけで精一杯。
そんな状態では、せっかくマンタが現れても、その感動を味わう余裕がありません。
だからくらげ村では、
「マンタが見られるか。」
よりも、
「マンタを心から楽しめる状態か。」
を大切にしています。
「マンタを見る」ではなく、「マンタを見られた」が一生の思い出になります
私たちは、お客様にこうお伝えすることがあります。
「マンタを見ること」と、
「マンタを見られた」と感じることは、少し違います。
どういうことかというと、
例えば、
呼吸が苦しくて必死だった。
耳抜きがなかなかできなかった。
泳ぐことに精一杯だった。
そんな状態で目の前にマンタが現れても、
「大きかった。」
という記憶は残っても、その時の感動までは十分に味わえないことがあります。
一方で、
呼吸に余裕があり、
耳抜きにも焦らず対応でき、
周りの景色を見る余裕があれば、
マンタがゆっくり近づいてきた時、
「あっ、こっちへ来る。」
「真上を泳いでる!」
そんな感動をしっかり心に残すことができます。
だから私たちは、
マンタを見ることだけを目標にはしていません。
マンタを見た瞬間を、心から楽しめること。
それが、本当の意味で「マンタを見られた」ということだと思っています。
「余裕」は、基本的なスキルがあるからこそ生まれます
「余裕が大切です。」
と言うと、
「ベテランダイバーじゃないとダメなんですね。」
と思われる方もいらっしゃいます。
でも、そうではありません。
私たちが大切にしているのは、
難しいダイビング技術ではなく、
基本的なことが自然にできるかどうかです。
例えば、
・呼吸をゆっくり続けられる。
・耳抜きを焦らずできる。
・中性浮力を保てる。
・フィンキックで無理なく移動できる。
・インストラクターの合図を見る余裕がある。
こうした基本が身についていると、
マンタだけではなく、その日の海そのものを楽しめるようになります。
逆に、
基本的なことに意識が集中していると、
周りを見る余裕がなくなり、
せっかくの景色や魚たちを楽しむ時間が少なくなってしまいます。
だからくらげ村では、
「経験本数」だけではなく、
その方が今、安心して海を楽しめる状態かどうかを大切にしています。
実際のお客様も、いきなりヌサペニダへ行ったわけではありません
実際にくらげ村へお越しいただくお客様の中にも、
「マンタが見たい。」
「マンボウが見たい。」
という目標を持って来られる方はたくさんいらっしゃいます。
でも、その中には、
ブランクが長かった方や、
久しぶりのダイビングで不安を感じていた方も少なくありません。
そんな時、私たちは無理にヌサペニダへご案内することはありません。
まずは、その方に合ったポイントでリフレッシュダイビングを行い、
呼吸や耳抜き、水中での感覚を取り戻していただきます。
そのうえで、
「これなら安心して楽しめますね。」
と判断できたタイミングで、ヌサペニダへご案内しています。
実際に、
最初はリフレッシュダイビングからスタートし、その後ヌサペニダでマンタを楽しんでいただいたお客様もいらっしゃいます。
その時の様子は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
<ブランクダイバーがリフレッシュ後にヌサペニダを楽しめた体験談はこちら>
また、シニアダイバーのお客様も、
その日の海況や体調を考えながら、ゆっくりとご案内し、マンタとの出会いを楽しんでいただきました。
こちらの記事も、ぜひご覧ください。
<シニアダイバーがヌサペニダを楽しんだ体験談はこちら>
どちらのお客様にも共通しているのは、
**「マンタを見ること」よりも、「安心して楽しめる状態でヌサペニダへ行ったこと」**です。
だからこそ、
マンタやマンボウとの出会いが、
「怖かった。」
ではなく、
「また潜りたい。」
という思い出になりました。
それが、私たちが一番うれしい瞬間でもあります。
まずは気軽にご相談ください
ここまで読んでいただくと、
「私でもマンタを見に行けるのかな?」
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
その答えは、
「その方の経験や現在のスキルによって変わります。」
です。
だから、私たちはご予約前からご相談をお受けしています。
現在の経験本数。
最後に潜った時期。
耳抜きへの不安。
ボートダイビングの経験。
船酔いしやすいかどうか。
こうしたことをお聞きしながら、
「まずはこちらのポイントから始めた方が、もっと楽しめますよ。」
というご提案をしています。
私たちにとって一番うれしいのは、
無理をしてマンタを見ることではありません。
お客様が笑顔で一日を終え、
「また潜りたい。」
そう思っていただくことです。
乾季のヌサペニダは、マンタだけでは終わりません
乾季になると、
ヌサペニダではマンタだけでなく、マンボウを狙う3ダイブのスケジュールになることが多くあります。
つまり、
「マンタだけ見たい。」
という気持ちで参加しても、
実際には、
・長時間のボート移動
・マンタポイント
・クリスタルベイ(マンボウポイント)
・さらに3本目のダイビング
という、しっかりとした1日になります。
さらに、
乾季は水温が下がる日も多く、
マンタポイントではうねりが大きくなることもあります。
慣れてない初心者は「怖い」と感じるかもしれません。
そこへ、
船酔い。
寒さ。
疲労。
これらが重なると、
初心者の方にとっては想像以上に体力を使う一日になることがあります。
だからこそ、
ヌサペニダダイビングは、
「マンタが見たい。」
という気持ちだけではなく、
「その海を最後まで楽しめる余裕」と「それなりのスキルレベル」
がとても大切になります。
なぜ、くらげ村は参加条件を設けているのか
この記事では、
マンタを楽しむために大切なことをお話ししました。
では、
なぜくらげ村では、
ヌサペニダツアーに参加条件を設けているのか。
その理由については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
⇒ バリ島でマンタ・マンボウが見たい方へ|くらげ村が参加条件を設けている理由
乾季の低水温。
マンタポイントのうねり。
相乗りボートの現状。
そして、私たちが経験本数ではなく、「安心して楽しめるかどうか」を大切にしている理由について、現場経験をもとに詳しくお話ししています。
ぜひ、あわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 初心者でもマンタを見ることはできますか?
海況や現在のスキルによっては可能です。
ただし、くらげ村では「行けるかどうか」ではなく、「安心して楽しめるかどうか」を基準にご案内しています。
Q. マンタは必ず見られますか?
マンタは自然の生き物です。
そのため、必ず見られるとはお約束できません。
Q. ブランクがありますが参加できますか?
ブランクの長さや最近のダイビング経験によって異なります。
まずは現在の状況をお聞かせください。
必要に応じてリフレッシュダイビングをご提案しています。
Q. 船酔いが心配です。
乾季のマンタポイントはうねりが大きくなる日があります。
普段は船酔いしない方でも酔うことがありますので、酔い止めの服用をおすすめしています。
Q. マンタとマンボウは同じ日に見られますか?
乾季はマンタポイントとマンボウポイントを組み合わせた3ダイブになることが多いですが、海況や生物の状況によってポイントは変わります。
まとめ
マンタは、
いつか見たいダイバーの夢の一つです。
だからこそ、
その出会いを、
「必死だった。」
ではなく、
「最高だった。」
という思い出にしていただきたいと思っています。
くらげ村では、
マンタを見ることをゴールにはしていません。
マンタを心から楽しめる状態で、その海へご案内すること。
それが、私たちが一番大切にしていることです。
もし、
「今の自分でもマンタを見に行けますか?」
「ブランクがあるけれど大丈夫ですか?」
そんな疑問があれば、
予約前でもお気軽にご相談ください。
一人ひとりのお話をお聞きしながら、
その方にとって一番安心して楽しめるダイビングをご提案させていただきます。
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バリ島でダイビング・シュノーケリングをしてみたいけれど、泳げない・海が怖い・久しぶりで不安という方、大丈夫です、無理にできるフリをしなくていいんです。
くらげ村では、日本語で事前にご相談いただきながら、少人数で急がず、その方のペースに合わせてご案内しています(#^^#)
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