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バリ島ダイビング&シュノーケリング初心者向けコラム

ダイビングは「楽しませる」より先に「無事に帰ってもらう」ことが大切

ダイビングガイドが初心者ダイバーを見守りながら安全第一で案内するバリ島の海

ダイビングガイドの仕事というと、

「きれいな海を案内する人」
「魚を見せてくれる人」
「楽しい思い出を作ってくれる人」

そんなイメージがあるかもしれません。

もちろん、それも大切です。

でも、現場で海に出ているガイドとして一番大切にしていることは、そこではありません。

一番大切なのは、

お客様を無事に海から帰らせること。

楽しんでもらうことは、その次です。

少し厳しく聞こえるかもしれませんが、これはダイビングを安全に続けるために、とても大切な考え方です。

結論:良いダイビングは「余裕を残して帰ってくる」こと

ダイビングでは、全力を出し切ることが良いわけではありません。

エアも、体力も、気持ちも、時間も、少し余裕を残して終わる。

これがとても大切です。

お客様の中には、ダイビング後に、

「あのくらいの流れ、全然余裕やったわ」

「まだエアもあるし、もっと深くいけたわ」

と思われる方もいるかもしれません。

その気持ちも、すごくよくわかります。

せっかくバリ島まで来たのだから、もっと潜りたい。

もっと先まで行ってみたい。

もっと深いところを見てみたい。

そう思うのは自然なことです。

でも、ガイドは「今この瞬間だけ」を見て判断しているわけではありません

この先の流れ。

帰り道。

エアの減り方。

お客様の疲れ。

海況の変化。

ボートへ戻るタイミング。

全員が安全にエキジットできるか。

そういうものを全部見ながら判断しています。

だから、お客様から見ると「まだ行けた」ように感じても、ガイド側から見ると「今戻るのが一番安全」という場面があります。

「まだ大丈夫」の積み重ねが危ない

海で怖いのは、いきなり限界が来ることだけではありません。

むしろ怖いのは、

もう少しだけ。

あと5分だけ。

もう少し深く。

あと1か所だけ。

この小さな無理の積み重ねです。

最初は本当に大丈夫だったかもしれません。

でも、流れが少し強くなる。

水温が思ったより低い。

帰りに少し向かい流れになる。

船に上がる時に波が出てくる。

疲れて呼吸が早くなる。

そういう小さな負担が重なると、急に余裕がなくなることがあります。

だからガイドは、余裕があるうちに判断します。

「まだ行ける」ではなく、

「安全に帰ってこられるうちに戻る」

これが大事なんです。

経験を積むほど、海が怖くなることがある

ダイバーさんの中には、

「経験を積めば積むほど、海が怖くなった」

と言われる方がいます。

これは、すごくよくわかります。

初心者の頃は、知らないから怖くないこともあります。

流れの本当の怖さを知らない。

急な海況変化を知らない。

低水温で体が動きにくくなる辛さを知らない。

船酔いで判断力が落ちるしんどさを知らない。

エアの減り方が早くなる状況を知らない。

パニックになりかけた人の怖さを知らない。

知らないからこそ、勢いで行けてしまうことがあります。

でも、経験を積むと海のきれいさだけではなく、怖さもわかってきます。

昨日穏やかだった海が、今日も同じとは限らない。

さっき大丈夫だった流れが、この後も同じとは限らない。

自分は平気でも、チーム全員が平気とは限らない。

それを知っている人ほど、慎重になります。

これは臆病になったのではなく、海への理解が深くなったということだと思います。

低水温は「寒いだけ」ではありません

バリ島の海でも、場所や時期によって水温が低く感じることがあります。

特にヌサペニダ方面などは、冷たい潮が入ることもあります。

低水温は、ただ寒いだけではありません

体が震える。

手足が動かしにくくなる。

呼吸が早くなる。

集中力が落ちる。

思ったより早く疲れる。

心が折れる。

場合によっては、不安やパニックのきっかけになることもあります。

経験が少ないうちは、

「バリって暖かいでしょ?」

「ちょっと寒いくらい大丈夫」

と思ってしまうかもしれません。

でも、低水温の辛さを知っているダイバーほど、無理をしません。

装備を変える。

潜水時間を短くする。

深場に長くいない。

寒そうな人がいれば早めに上がる。

こういう判断ができる人ほど、安全に長くダイビングを楽しめると思います。

本当に上手なダイバーほど無理をしない

何百本も潜っているダイバーさんほど、意外なくらい慎重です。

海況が悪ければ無理をしない。

体調が悪ければ潜らない。

流れが強ければポイントを変える。

寒ければ早めに上がる。

エアに余裕を持って戻る。

これは怖がりだからではありません。

海を知っているからです。

ダイビングは、根性で頑張る遊びではありません。

自然に合わせて、無理をしない遊びです。

くらげ村がスローダイブを大切にしている理由

バリ島くらげ村では、初心者さん、ブランクダイバーさん、泳ぎが苦手な方、海が怖い方をご案内することが多いです。

だからこそ、無理に深く行くことや、たくさん泳ぐことよりも、

ということを大切にしています。

くらげ村のスローダイブは、ただゆっくり泳ぐことではありません。

お客様の不安を置き去りにしないこと。

海況を見て無理をしないこと。

余裕を残して帰ってくること。

そして、全員が無事に笑顔で帰ってくること。

それが一番大切だと思っています。

詳しくは、なぜバリ島くらげ村は初心者専門なのか|スローダイブに込めた想い でも書いています。

ヌサペニダやレンボンガンは「行きたい気持ち」と「安全」のバランスが大切

ヌサペニダやレンボンガンは、とても魅力的な海です。

マンタ、透明度、ダイナミックな地形。

ダイバーなら一度は行ってみたいと思う海だと思います。

でも、流れ、波、うねり、低水温、ボート移動など、初心者さんやブランクのある方には負担になりやすい条件が重なることもあります。

だから、くらげ村では「行きたい」という気持ちだけで決めるのではなく、その日の海況、経験本数、スキル、体力、不安の有無を見ながら相談しています。

ヌサペニダ・レンボンガンについては、こちらの記事でも詳しく書いています。

ヌサペニダ・レンボンガンのダイビング注意点|初心者におすすめしにくい理由

久しぶりの方は「できるフリ」をしなくて大丈夫

ブランクがある方ほど、

「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな」

「前はできたから大丈夫なはず」

「みんなについていけなかったらどうしよう」

と思ってしまうことがあります。

でも、海ではできるフリをする必要はありません。

不安があるなら、事前に言ってもらった方が安全です。

耳抜きが不安。

中性浮力が不安。

エアが早い。

流れが苦手。

船酔いしやすい。

寒さに弱い。

そういうことは、遠慮なく伝えてください。

久しぶりの方やスキルに不安がある方は、いきなり普通のファンダイビングではなく、リフレッシュダイビング でゆっくり感覚を取り戻すのもおすすめです。

Cカードをお持ちで、のんびり楽しみたい方は、バリ島くらげ村のファンダイビング もご覧ください。

まとめ|海を怖いと思える人ほど、長く海を楽しめる

ダイビングで一番大切なのは、無事に帰ってくることです。

楽しさは、その上にあります。

「あのくらいの流れ、全然余裕やったわ」

「まだエアもあるし、もっと深くいけたわ」

そう感じることがあっても、ガイドが早めに戻る判断をした時は、何か理由があることが多いです。

海はきれいです。

でも、自然です。

だからこそ、無理をしない。

余裕を残す。

怖さを知ったうえで楽しむ。

それが、長く安全にダイビングを続けるために大切なことだと思います。

バリ島でダイビングを考えている方は、まずこちらも参考にしてください。

バリ島ダイビング完全ガイド|初心者が失敗しないポイント・料金・時期・ショップ選び

不安がある方は、無理に予約を決めなくても大丈夫です。

まずは今の不安をそのまま相談してください。

泳げない。

海が怖い。

久しぶり。

流れが苦手。

寒さが不安。

そういう気持ちも含めて、無理のない海をご提案します。

<LINEでのご相談はコチラからどうぞ(#^^#)>

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FAQ

ダイビングガイドの一番大切な役割は何ですか?

一番大切なのは、お客様を無事に海から帰らせることです。魚を見せることや楽しませることも大切ですが、安全があってこその楽しさです。

なぜガイドは「まだ行けそう」な時でも引き返すのですか?

今は大丈夫に見えても、この先の流れ、帰り道、エア、疲労、海況変化を考える必要があるからです。余裕があるうちに戻ることが、安全なダイビングにつながります。

経験を積むほど海が怖くなるのは普通ですか?

はい、珍しいことではありません。流れ、低水温、急な海況変化、体調不良などを経験することで、海への理解と慎重さが増すことがあります。

低水温はダイビングに影響しますか?

影響します。寒さで体力を消耗したり、呼吸が早くなったり、集中力が落ちたりすることがあります。寒さに弱い方は事前に相談しておくと安心です。

ブランクダイバーは普通のファンダイビングに参加しても大丈夫ですか?

不安が少なければ参加できる場合もあります。ただし、耳抜き・中性浮力・器材操作・エア消費などに不安がある方は、リフレッシュダイビングで感覚を戻してから楽しむのがおすすめです。


バリ島でダイビング・シュノーケリングをしてみたいけれど、泳げない・海が怖い・久しぶりで不安という方、大丈夫です、無理にできるフリをしなくていいんです。
くらげ村では、日本語で事前にご相談いただきながら、少人数で急がず、その方のペースに合わせてご案内しています(#^^#)

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