バリ島ダイビング＆シュノーケリングサービス jellyfish（バリ島くらげ村）でございます。
久しぶりのダイビングで、「器材のセッティング手順を忘れた」「セッティングはショップのスタッフがやってくれるから」と 潜水前のチェックを怠っている、なんてことはありませんか？
この記事では、ダイビングの器材セッティングの手順を動画の静止画とテキストでご説明しています。
復習も兼ねてもう一度確認しておきましょう！
ダイビング器材セッティングの復習
ダイビングのBCとレギュレータ、いわゆる重器材をタンクにセッティングする方法と、各チェックはしっかりと復習しておきましょう。
これは、器材トラブルによる事故を防ぐとても大切な事です。
まずはこちらの動画をご覧下さい。
ダイビング器材セッティング手順
どうですか？
動画をご覧になったら、ちょっと思い出してきましたか？
では、一つづつ確認していきましょう。
１：タンクチェック
まずはタンクです
タンクの後ろに立って
- タンクのエア吹き出し口のキャップ(もしくはテープ)を外します
- Oリングがちゃんとあるか、傷んでないかなどをチェックします
- エアを少し出して 無色無臭かどうか、臭いや色をチェックします
２：BCDを取り付ける
ダイビングの重器材、まずはBCから取り付けます
- タンクベルトをタンクに通し、タンクのエア吹き出し口とBCのハーネスが平行になるように、タックの頭とBCの襟部分が同じか BCの方が少しだけ高くなる位置に固定します
- 固定する際、タンクベルトをしっかりと締め上げて、ズレないようにバックルの一番外側にベルトを通して、バックルを締めます(力がいるので気をつけて行って下さい)
- タンクとBCの締めが緩くないか、必ず確認します
３：レギュレータを取り付ける
ダイビングの重器材、次はレギュレータを取り付けます
タンクの後ろに立って
- 右側にセカンドステージが、左側にゲージをインフレータホースが来る向きに持ちます
- ヨークスクリューを回してダストキャップを外します
- ファーストステージのエア取り入れ口とタンクのエア吹き出し口を合わせて、ヨークスクリューを締めて取り付けます(硬く締め過ぎると 後で外れなくなるので、3本の指でキュッキュッキュッと締めるくらいで力で大丈夫です)
- BCのインフレータとレギュレータのインフレータホースを取り付けます
インフレータホースのジャック部分がカシャカシャとスライドするので、スライドさせた状態でインフレータの取り付け口にしっかりと押し込み、スライドを戻します(スライド部分を回しながら押し込むと取り付けやすいです)
取り付け後、外れないか必ずチェックします
ダイビング器材セッティング後のチェック
ダイビングの重器材、BCとレギュレータをタンクに取り付ける事ができました。
では、次は “ちゃんと呼吸できるか” “ちゃんとBCに空気が入るか抜けるか” などのチェックをしていきましょう。
タンクバルブを開けて残圧チェック
- タンクバルブを開ける前に、ゲージは必ず伏せるか隠すようにします
(残圧計にはタンクから直接高圧の空気が流れる為、残圧計が破裂する恐れがあるからです) - タンクバルブを開け、プシュ～っと音がしたら全開まで開け、半回転だけ戻します
（半回転だけ戻すのは、タンクバルブに遊びを作って、どこかにバルブをぶつけてもバルブのプラスチック部分がナメてしまわないようにする措置です)
残圧のチェック
- 必ず残圧のチェックを行います(200bar前後あればOKです)
もし残圧が少なければ、担当ガイドに言ってタンクを取り換えてもらって下さい
BCDのチェック
- インフレータの吸気ボタンを押し、BC内にちゃんと空気が入るかチェックします
- BCに空気をパンパンに入れて、過膨張防止弁がちゃんと働くかチェックします
- インフレータの排気ボタンを押し、空気がちゃんと抜けるかチェックします
- その他、肩や腰に排気弁がある場合はそれもチェックします
セカンドステージのチェック
- メインのセカンドステージとオクトパスのパージボタンを押し、ちゃんと機能して 空気が出るかチェックします(先にパージボタンを押して空気を出す事で、セカンドステージ内にほこりなどがあっても吹き飛ばす事ができます)
- その後に、実際に空気が吸えるか・吐けるかを必ずチェックします
その他チェック項目
- タンクのOリング部分からエア漏れがないか、ゲージの根元やセカンドステージからエア漏れがないかなどをチェックします(もしすぐわかるほどのエア漏れがあれば、「シュー」とエアが漏れてる音が聞こえます)
- セカンドステージのマウスピースが切れてないかチェックします
潜水前に再チェック
セッティング後、潜水開始前まではタンクバルブは閉めておきましょう。
潜水開始前、タンクを背負う前に
- 必ずタンクバルブを開けます
- 残圧の再チェックをします
- BCの再チェックをします
- セカンドステージを再チェックします
- 余裕があればバディの器材もチェックします
セッティング手順とチェックはもちろん、この潜水前の再チェックを行い、問題がない事を確認するだけで、ダイビング事故のほとんどを防ぐ事ができます。
自己責任で必ず実施してください！
そして、安全で楽しいダイビングを～(*^▽^*)
