ダイビング基礎スキル「レギュレータクリア」
レギュレータクリアとは、ダイビング中、別のダイバーの手が自分のレギュレータのホースに引っかかって引っ張られたり、マウスピースの咥える方が弱くて 首を動かした時に マウスピースが口から外れてしまった、などという時に、水中で安全にマウスピースを咥え直して 呼吸を再開する方法です。
呼吸ができなくなる状況を怖く感じる方もいらっしゃいますので、まず落ち着いて、ゆっくり練習してみましょう。
レギュレータクリアの手順
レギュレータクリアの方法は2種類あります。
手順はこちらの動画をご覧下さい。
如何でしょうか?
手順の復習としましては
- 息を吸った時にレギュレータを口から外す
- マウスピースは下向き、息は止めずに小さくプクプク吐き続ける
- レギュレータを咥え直す
- -1 自分の肺の中の空気を勢いよく吐く
-2 口の中に壁を作りパージボタンを押す - 水が残ってないかおそばをススる感じでツッツッツッと確かめる
- 問題なければ呼吸を再開
もし水が残っていたら もう一度フッと息を吐く
こんな感じになります。
もう一度、静止画を見ながら 順番に手順を確認しながらやってみましょう。
1.息を吸った時にレギュレータを口から外す
練習ですので、息を吸って~吐いて~、吸った時にゆっくりレギュレータを口から外しましょう。
2.マウスピースは下向き、息は止めずに小さくプクプク吐き続ける
外したら、マウスピースは下向きにしておきましょう。
これはレギュレータから空気が出っぱなしになるフリーフローを防ぐためです。
また、水中では息を止めてはいけませんので、小さくプクプクと息を吐き続けて下さい。
3.レギュレータを咥え直す
レギュレータを咥え直します。
この時、口を動かす際にマスクがズレやすかったり マスク内に水が入りやすくなるので気をつけましょう。
4.レギュレータ内に入った水をクリアする方法は2つ
①自分の息を吐く
自分の呼吸に余裕があれば、肺に残っている空気を、レギュレータの中に勢いよく「ブッ!」と吐きます。
水は、その勢いで外に押し出され、呼吸が出来るようになります。
➁パージボタンを押す
自分の呼吸に余裕がない場合は、手動でタンク内の空気を勢いよく出すパージボタンを使います。
パージボタンを押す際、空気がレギュレータ側から出るので、水が口の中に飛び込んでくるかもしれません。
ですので、歯や舌で口の中に壁を作り、水が喉に行かないようにしてから
パージボタンを「プシュッ!」と押します。
その空気の勢いで水を外に押し出され、呼吸が出来るようになります。
5.水が残っていないか確かめる
もしレギュレータ内に水が残っていたら、呼吸を再開した時に水を飲んでしまい 咳き込んだりしてしまいます。
ですので、呼吸を再開する前に、お蕎麦をすするような感じで ツッツッツッツッ と細かく息を吸って、レギュレータ内に水が残ってないか、念の為に確認してみましょう。
もし水が残っていたら、ズルズルッと音がしたり、口にちょっとづつ水が入ってきます。
呼吸再開
問題なければ、普通の呼吸を再開です。
もし水が残っていたら、少し吸った空気を もう一度「フッ!」と吐くか、口の中に壁を作ってパージボタンを押してください。
その後、念の為に、水が残ってないか もう一度確認のツッツッツッ呼吸をしましょう。
レギュレータクリア まとめ
レギュレータクリアは、口からマウスピースが外れてしまった場合、また 万が一 空気が無くなった場合にバディや他のダイバーから空気供給してもらう時にも必要になるスキルです。
一つ一つ説明していくと手順が多く感じますが、簡単に説明すると「取ってプクプク咥えてプッ」、慣れれば流れ作業でサクッと出来るようになります。
この動画などで手順を覚えてイメージトレーニングし、慣れないうちは足の届くところで、落ち着いてゆっくり練習しましょうね(^^)/
バリ島くらげ村も、しっかりフォローばっちりサポートで、お手伝いさせて頂きます。
ダイビングスキルの復習をご希望なら、是非リフレッシュダイビングをお勧め致します。
ガチガチの講習ではなく、安全に楽しく、あなたのペースで練習して頂けます!