「一度ダイビングでパニックになったけど、もう一度挑戦してみたい」
そんな気持ちを持っている方へ。
今回ご紹介するのは、60代のご夫婦の体験談です。
お二人は1年前、初めてのバリ島旅行で体験ダイビングに参加されたそうです。
目的は、マンタ。
ただ、その時のお二人にとっては、海の環境が少し厳しかったのかもしれません。
結果として、水中でパニックになってしまい、
「やっぱりダイビングは怖い」
という気持ちが残ってしまったそうです。
それでも、お二人はダイビングを諦めきれませんでした。
そして今回、
「もう一度、安心して潜ってみたい」
という思いで、バリ島くらげ村にご相談くださいました。
1年前、マンタを見たくてヌサペニダへ
1年前に参加されたのは、ヌサペニダ方面のマンタポイント。
ヌサペニダは、バリ島周辺でもとても有名なダイビングエリアです。
マンタ、透明度の高い海、ダイナミックな地形。
経験のあるダイバーにとっては、とても魅力的な海です。
でも、初めての体験ダイビングや、海に慣れていない方にとっては、少しハードに感じることがあります。
波やうねり。
ボートでの移動。
足の届かない深い海。
水面での緊張。
呼吸に慣れる前に始まるダイビング。
説明が十分に理解できないまま水中へ入る不安。
これらが重なると、初めての方は一気に緊張してしまいます。
お二人のお話を伺うと、まさにそのような状況だったそうです。
これは、誰かを責める話ではありません。
ヌサペニダが悪い海ということでもありません。
マンタポイントが危険な場所だと言いたいわけでもありません。
ただ、初心者の方にとっては、
「有名なポイント」
と
「安心してダイビングできるポイント」
は、必ずしも同じではないということです。
「マンタが見たい」は悪いことではありません
まず最初に伝えたいのは、
「マンタが見たい」
と思うことは、まったく悪いことではありません。
むしろ、海に興味を持つきっかけとして、とても素敵なことです。
大きなマンタに会いたい。
せっかくバリ島まで行くなら、有名な海で潜りたい。
旅行の思い出に特別な体験をしたい。
その気持ちは、私たちもよく分かります。
ただ、初めての体験ダイビングで一番大切なのは、
「何を見るか」
よりも、
「安心して呼吸できるか」
です。
呼吸に慣れていない状態で、波のある海や深い海に入ると、それだけで不安が大きくなります。
耳抜き。
マスク。
レギュレーター呼吸。
浮き沈み。
周りのダイバー。
船。
波。
初めての方にとっては、非日常がたくさんあります。
そこに“マンタを見に行く”という目的が、
「せっかく来たんだから」
と、知らないうちにプレッシャーになってしまうこともあります。
パニックになったのは、ダイビングに向いていないからではありません
一度パニックになってしまうと、
「自分にはダイビングは無理なんだ」
と思ってしまう方がいます。
でも、私たちはそうは思いません。
パニックになった理由は、その人が弱いからではありません。
ダイビングに向いていないからでもありません。
多くの場合、
呼吸に慣れる時間が足りなかった。
説明が分かりにくかった。
急がされたように感じた。
海況が厳しかった。
自分のペースで進められなかった。
そういう条件が重なって、不安が大きくなってしまっただけです。
今回のお二人も、最初から「潜れない方」だったわけではありません。
ただ、1年前は環境と進め方が合わなかったのだと思います。
だから今回は、まず不安を減らすことから始めました。
くらげ村では、いきなり潜りません


バリ島くらげ村では、初めての方や怖い経験がある方を、いきなり水中へ連れて行くことはしません。
まずは説明。
そして浅いところで呼吸の確認。
レギュレーターで吸って、ゆっくり吐く。
鼻ではなく口で呼吸する。
苦しくなった時の合図。
待ってほしい時の合図。
浮上したい時の合図。
そういう基本を、ひとつずつ確認します。
ここで大切なのは、
「できたら次へ進む」
ということです。
急ぎません。
周りに合わせません。
インストラクターの都合で進めません。
お客様の呼吸が落ち着いてから、次へ進みます。
今回のお二人にも、最初はゆっくり時間をかけました。
1年前に怖い思いをされているので、緊張があるのは当然です。
だからこそ、
「大丈夫ですよ」
と、焦らずゆっくり慣れてもらう。
それが一番大切でした。
少しずつ、表情が変わっていきました

最初は少し緊張されていたお二人。
でも、浅いところで呼吸を確認しながら、少しずつ落ち着いていかれました。
水中で目が合うたびに、
「あ、大丈夫そうだな」
という表情に変わっていくのが分かりました。
OKサインもはっきり返ってきました。
ダイビングでは、この変化がとても大切です。
魚を見た数よりも、
深く潜ったことよりも、
まずは本人が
「怖くないかも」
と思えること。
そこから、海を楽しむ余裕が出てきます。
呼吸が落ち着く。
体の力が抜ける。
周りを見る余裕が出る。
そうすると、同じ海でもまったく違って見えます。
1年前は怖かった海が、
今回は少しずつ楽しい海に変わっていきました。
まさか2ダイブできるなんて


最初は、1ダイブ楽しめたら十分だと思っていました。
怖い経験がある方にとって、もう一度海に入るだけでも大きな一歩です。
無理に2本潜る必要はありません。
1本で終わっても、それは成功です。
でも、1ダイブ目が終わったあと、お二人には余裕がありました。
表情も明るく、
「もう1本行けそう」
という雰囲気でした。
もちろん、体力や疲れ具合を確認したうえで、2ダイブ目へ。
2本目は、さらにリラックスされていました。
そして水中では、なんとカメラで自撮りまで。
1年前にパニックになった方が、水中で自撮りできるくらい落ち着いている。
これは、私たちにとっても本当に嬉しい瞬間でした。
いただいた口コミ
後日、お二人からこんな嬉しい口コミをいただきました。
「60代夫婦です。1年前初めてのバリ島旅行で体験ダイビングした時パニック起こし、それでもダイビングが諦めきれず、今回くらげ村さんにお願いしました。
説明もわかりやすく、私達のペースに合わせて下さり、とても安心してダイビングを楽しむ事が出来ました。
今までの恐怖心は何だったのか、カメラで自撮り出来るくらいリラックス出来て自分でもビックリしました(笑)
まさか2ダイブも出来るなんて。またバリ島行く時はお願いしたいです。
今回のバリ島旅行の1番の最高の思い出になりました。くらげ村スローダイビングを強くオススメします👍」
この口コミを読んだ時、私たちも本当に嬉しかったです。
特に、
「今までの恐怖心は何だったのか」
という言葉。
これは、インストラクターとして何より嬉しい言葉です。
怖かった記憶が、楽しい記憶に変わった。
海が怖い場所ではなく、また行きたい場所になった。
それが、今回の一番大きな成果だと思います。
初心者ほど、ポイント選びは大切です
ダイビングでは、
「どこで潜るか」
はとても大切です。
特に初心者や、以前怖い思いをした方は、ポイント選びで体験の印象が大きく変わります。
有名なポイントだから安心。
マンタが見られるから初心者にもおすすめ。
人気があるから大丈夫。
そう考えてしまう方も多いのですが、実際にはそう単純ではありません。
初心者に向いている海は、
有名な海ではなく、
落ち着いて練習できる海です。
呼吸に慣れられること。
浅いところから始められること。
波や流れの影響が少ないこと。
ガイドが近くでしっかり見てくれること。
不安があれば止まれること。
この条件がそろっている方が、初めての方には安心です。
マンタやヌサペニダは、とても魅力的です。
でも、最初の1本で無理をして海が嫌いになってしまうより、
まずは安心して潜れる海で、
「自分にもできた」
という経験を作る方が大切だと思います。
くらげ村が大切にしているスローダイブ
バリ島くらげ村が大切にしているのは、スローダイブです。
スローダイブとは、ただゆっくり泳ぐことではありません。
その人の不安を見ながら、
その人の呼吸を見ながら、
その人のペースに合わせて進めるダイビングです。
早く潜ることを目的にしません。
深く行くことを目的にしません。
有名ポイントへ行くことだけを目的にしません。
まずは、
安心して海に入れること。
呼吸が落ち着くこと。
怖い時に止まれること。
「自分でも大丈夫かも」と思えること。
それを大切にしています。
今回のお二人のように、一度怖い思いをされた方でも、進め方を変えるだけで海の印象が変わることがあります。
もちろん、すべての方が必ず同じように潜れるとは言えません。
その日の体調、海況、不安の大きさによって判断は変わります。
ですので、私たちは
「どうすれば安心できるか」
を一緒に考えたいと思っています。
以前パニックになった方へ
もし、以前のダイビングで怖い思いをしたことがあるなら、予約前にそのことを教えてください。
パニックになったことがある。
呼吸が苦しかった。
耳抜きができなかった。
深い海が怖かった。
ガイドについていけなかった。
説明が分からないまま潜ってしまった。
そういう経験は、恥ずかしいことではありません。
むしろ、事前に教えていただけることで、私たちはより安全に、より安心できる形でご案内できます。
海は、急がなくても大丈夫です。
マンタも、ヌサペニダも、海を好きになってからでも遅くありません。
まずは、
「怖くなかった」
「呼吸できた」
「楽しかった」
そこからで十分です。
まとめ|怖かった海が、最高の思い出に変わることもあります
今回の60代ご夫婦は、1年前にマンタポイントでパニックを経験されました。
でも、ダイビングを諦めきれず、もう一度挑戦してくださいました。
今回は、お二人のペースでゆっくり進め、
呼吸に慣れ、
水中でリラックスし、
カメラで自撮りできるほど余裕が出て、
まさかの2ダイブまで楽しんでいただけました。
そして最後には、
「今回のバリ島旅行の1番の最高の思い出」
と言ってくださいました。
ダイビングで怖い思いをした方へ。
それは、あなたがダイビングに向いていないという意味ではないかもしれません。
もしかすると、海の環境や進め方が、あなたに合っていなかっただけかもしれません。
バリ島で、もう一度ゆっくり海に挑戦してみたい方は、無理に予約を決めなくても大丈夫です。
まずはLINEやお問い合わせから、
「以前パニックになったことがあります」
「マンタに行って怖かったです」
「でも、もう一度潜ってみたいです」
と、そのままご相談ください。
あなたのペースで、海を好きになれる方法を一緒に考えます。
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よくある質問
一度ダイビングでパニックになった人でも、また潜れますか?
必ず潜れるとは言い切れませんが、怖かった原因を確認し、浅いところで呼吸に慣れる時間をしっかり取ることで、安心して楽しめるようになる方もいらっしゃいます。無理に潜るのではなく、その日の体調や海況を見ながら判断することが大切です。
60代でも体験ダイビングはできますか?
健康状態に問題がなく、医師から制限を受けていなければ、60代の方でも体験ダイビングを楽しまれる方はいらっしゃいます。ただし、体力や不安の大きさには個人差がありますので、事前にご相談ください。
初心者でもマンタポイントへ行けますか?
海況や経験、当日の状況によりますが、バリ島くらげ村では初心者の方にいきなりヌサペニダやマンタポイントを気軽におすすめすることはありません。波、うねり、深さ、船移動など、初心者には負担が大きくなることがあるためです。
マンタを見たい場合、どうすればいいですか?
まずは穏やかなポイントで呼吸や耳抜きに慣れ、海の中で落ち着ける経験を作ることをおすすめします。そのうえで、経験や海況を見ながら、将来的にヌサペニダやマンタポイントを検討する方が安心です。
以前怖い思いをしたことは、予約前に伝えた方がいいですか?
はい。必ずお知らせください。パニックになったこと、呼吸が苦しかったこと、耳抜きができなかったこと、深い海が怖かったことなどを事前に教えていただけると、その方に合わせたご案内がしやすくなります。
バリ島でダイビング・シュノーケリングをしてみたいけれど、泳げない・海が怖い・久しぶりで不安という方、大丈夫です、無理にできるフリをしなくていいんです。
くらげ村では、日本語で事前にご相談いただきながら、少人数で急がず、その方のペースに合わせてご案内しています(#^^#)
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