「自分だけ準備が遅かったら、ほかの人を待たせてしまう?」
「耳抜きに時間がかかったら、置いていかれない?」
「みんなが潜降しているのに、自分だけ水面に残ったらどうなるの?」
初めての体験ダイビングや、久しぶりのファンダイビングでは、このような心配をされる方がいます。
少人数制のよさは、単に参加者が少ないことだけではありません。
準備や呼吸、耳抜きに時間が必要な方がいる場合に、その場で止まる、もう一度練習する、潜降方法を変える、必要に応じてチームを調整するといった対応を取りやすいことです。
この記事では、準備・耳抜き・潜降に時間がかかった場合、少人数ツアーでは実際にどのように対応するのかを、予約から水中まで時系列でご説明します。
くらげ村の具体的な人数上限やチーム分けについては、先にこちらをご確認ください。
まず知っておいてほしいこと

準備や潜降にかかる時間は、人によって違います。
経験本数が多くても、初めて使う器材で準備に時間がかかることがあります。
耳抜きも、その日の体調、緊張、潜降方法などによって、いつもより時間がかかる場合があります。
そのため、
- 準備が早い人が上手
- 潜降が早い人がベテラン
- 耳抜きに時間がかかる人が迷惑
ということではありません。
大切なのは、周りに合わせて無理に急ぐことではなく、現在の状態をスタッフへ伝えることです。
予約時|時間がかかりそうなことを先に伝える
少人数ツアーでの対応方法は、当日だけで決まるものではありません。
ご予約時に不安や経験を教えていただくことで、スタッフの配置やチーム編成を考えやすくなります。
次のようなことがあれば、事前にお知らせください。
- 初めてダイビングに参加する
- 器材の準備をほとんど覚えていない
- 長いブランクがある
- 耳抜きに時間がかかりやすい
- 潜降するときに緊張しやすい
- フリー潜降が苦手
- 過去に置いていかれそうになった経験がある
- 海に入ってから気持ちが変わるかもしれない
「何年ぶりです」「耳抜きが少し苦手です」といった簡単な伝え方で大丈夫です。
ブランクや器材操作に不安があるCカード保持者の方は、通常のファンダイビングではなく、リフレッシュダイビングが合う場合もあります。
当日の説明|分からない部分を確認してから準備する

ポイントへ到着したら、海の状況や器材、水中で使うサイン、耳抜き、潜降方法などの説明を受けます。
この段階で分からないことがあれば、そのまま準備へ移らずに確認します。
特に初心者の方は、説明を聞いた直後には分かったつもりでも、実際に器材を目の前にすると分からなくなることがあります。
その場合は、
- もう一度説明を聞く
- 実際に器材を触りながら確認する
- 水中サインをやり直す
- 耳抜きを陸上で練習する
など、必要な部分を確認してから準備へ移ります。
質問すること自体に緊張してしまう方は、こちらの記事も参考にしてください。
器材の準備|早い人に無理に合わせなくて大丈夫

経験者は、器材のセッティングや着替えを短時間で終えることがあります。
一方、初心者やブランクがある方は、
- 器材の向きが分からない
- ウェットスーツを着るのに時間がかかる
- マスクの調整がうまくいかない
- 器材を背負う手順を忘れている
- 緊張して手順が頭から抜けてしまう
といったことがあります。
少人数ツアーでは、スタッフが一人ひとりの準備状況を確認しながら対応します。
分からないまま周りを真似して急ぐのではなく、器材の使い方を確認し、必要な部分はスタッフがサポートします。
準備が早く終わった方には少し待っていただくこともありますが、海況やボートの運航時間などもあるため、時間に制限がないわけではありません。
準備に強い不安がある場合は、当日初めて伝えるより、ご予約時に相談していただくほうが対応を考えやすくなります。
エントリー前|呼吸が落ち着いているか確認する
器材の準備ができても、すぐに潜降するとは限りません。
海へ入る直前に緊張が強くなった場合は、一度止まって呼吸を整えます。
体験ダイビングでは、いきなり深い場所へ行かず、浅い場所や足の届く場所でレギュレーターからの呼吸に慣れていきます。
- 顔を水につけて呼吸する
- レギュレーターでゆっくり息をする
- 水面で耳抜きを確認する
- 水中サインを出してみる
- マスクや器材に違和感がないか確認する
この段階で呼吸が落ち着かない場合は、顔を上げる、水面で休む、もう一度練習するといった対応を取ります。
ライセンスをお持ちでない方の具体的な参加方法は、バリ島体験ダイビングでご確認いただけます。
潜降開始|全員が同じ速さで潜る必要はない
呼吸が落ち着いたら、少しずつ潜降を始めます。
潜降方法は、ポイントや海況によって異なります。
ロープなどにつかまりながら潜る場合もあれば、水底の傾斜に沿って少しずつ深度を下げる場合もあります。
体験ダイビングでは、インストラクターが近くで身体や器材を支えながら潜降します。
潜降が早い方に合わせるのではなく、それぞれの呼吸や耳の状態を確認しながら、少しずつ深度を下げていきます。
耳抜きに時間がかかったら|その深さで一度止まる
潜降中に耳へ違和感が出た場合は、それ以上深く進まず、その場で一度止まります。
インストラクターやガイドへ耳のサインを出し、現在の状態を伝えます。
状況に応じて、次のように対応します。
- 潜降を止める
- 呼吸を整える
- 少しだけ浅い位置へ戻る
- もう一度、無理のない範囲で耳抜きを試す
- 違和感がなくなったことを確認してから潜降を再開する
痛みを我慢したまま、ほかの参加者について深く潜ることは避けましょう。
耳抜きの方法や、うまくいかないときに避けたい行動については、耳抜きできない人がやりがちな失敗で詳しく説明しています。
ほかの参加者はどうするの?
一人の耳抜きに時間がかかっている間、ほかの参加者には安全な位置で待っていただくことがあります。
ただし、実際の対応は次の条件によって変わります。
- 水深
- 流れや波
- 透明度
- エントリー方法
- 参加者の経験
- スタッフの人数
- ボートやポイントの状況
全員で同じ場所にとどまることが適切ではない場合や、参加者のペースに大きな差がある場合は、スタッフ体制に応じてチームを分けることもあります。
体験ダイビングでも、慣れる早さが大きく違う場合は、先に潜れる方と、浅い場所でもう少し練習する方を、可能な範囲で別のスタッフが担当することがあります。
ただし、当日に必ずチームを分けられるとは限りません。
強い不安がある方や、マンツーマンを希望される方は、ご予約前にご相談ください。
何度試しても耳抜きができない場合
耳抜きは、無理をすれば必ずできるというものではありません。
何度か止まって試しても違和感や痛みが続く場合は、それ以上深く進まない判断をします。
状況により、
- さらに浅い場所へ戻る
- 浅い範囲で楽しめる内容へ変更する
- いったん水面へ戻って休憩する
- その回のダイビングを中止する
といった対応を検討します。
どの対応になるかは、耳の状態、本人の気持ち、海況、ポイントなどによって異なります。
「ほかの人を待たせているから」と、痛みを我慢して潜る必要はありません。
潜降できたあと|落ち着くまではゆっくり移動する
水底や予定していた深度へ到着しても、すぐに泳ぎ始めるとは限りません。
呼吸、耳、器材の状態を確認し、全員が落ち着いてから移動を始めます。
潜降で緊張した方がいる場合は、最初は移動距離を短くしたり、浅めの範囲を中心にしたりすることもあります。
1本目の様子を見て、2本目のポイント、深度、チーム、練習内容などを調整する場合もあります。
当初の予定に合わせることよりも、その日の状態に合ったご案内内容へ変更することが大切です。
少人数制でも「何分でも待てる」という意味ではありません
少人数制は、個人のペースに対応しやすいスタイルですが、時間や海況に関係なく、いつまでも同じ場所で待てるという意味ではありません。
ダイビングでは、流れ、波、天候、残圧、ボートの運航時間なども考える必要があります。
そのため、時間をかければ必ず予定どおり潜れるとは限りません。
大切なのは、無理に全員を同じペースへ合わせることではなく、その時点で可能な対応をスタッフと一緒に判断することです。
少人数制の人数による違いについては、こちらの記事で比較しています。
時間がかかることより、伝えないことのほうが困ります

スタッフにとって必要なのは、準備や潜降を速くしてもらうことではありません。
- 説明が分からない
- 呼吸が落ち着かない
- 耳に違和感がある
- 少し待ってほしい
- 怖くなってきた
- 水面へ戻りたい
という現在の状態を伝えてもらうことです。
不安を隠したまま無理に続けると、スタッフも状態の変化に気づきにくくなります。
準備や耳抜き、潜降がゆっくりでも、それ自体を恥ずかしいと思う必要はありません。
ご予約時から「時間がかかるかもしれません」と教えていただければ、できる範囲で参加方法やチームを考えます。
よくあるご質問
準備が遅いと、ほかの参加者に迷惑をかけますか?
分からないまま急いで準備する必要はありません。少人数ツアーでは、一人ひとりの準備状況を確認しながら対応します。ただし時間に制限がないわけではないため、器材操作に不安がある方は予約時にお知らせください。
一人だけ耳抜きができない場合、全員が待つのですか?
安全な位置でほかの参加者に待っていただく場合があります。海況やスタッフ体制、参加者の経験によっては、チームを分けるなど別の対応を検討します。
耳抜きができるまで何度でも挑戦できますか?
痛みを我慢して繰り返すことは避けます。止まる、少し浅い場所へ戻る、呼吸を整えるなどの対応を行い、それでも難しい場合は水面へ戻ることや中止を検討します。
潜降できなかったらツアーはどうなりますか?
状態や海況に応じて、もう一度浅い場所で練習する、休憩する、内容を変更する、中止するなど、その時点で無理のない対応を相談します。
マンツーマンで対応してもらえますか?
通常ツアーのマンツーマン対応は、自動的に確約されるものではありません。スタッフの空き状況や参加内容を確認する必要があるため、ご予約前にご相談ください。
「準備に時間がかかるかも」「耳抜きが少し苦手」というご相談だけでも大丈夫です。
バリ島でダイビングをしてみたいけれど、泳げない・海が怖い・久しぶりで不安という方は、無理にできるフリをしなくて大丈夫です。
くらげ村では、日本語で事前にご相談いただきながら、少人数で急がず、その方のペースに合わせてご案内しています(#^^#)
LINEでのお問い合わせ受付中😊(ご質問だけでもOK)
メールからのお問い合わせも随時受付中です✉
ご予約は「ご予約受付フォーム」からお願い致します🙏
