耳抜きはダイビングの必須スキル
ダイビングには、耳抜きは必須のスキルになります。
スッポンスッポン抜ける方はいいのですが、耳抜きの抜き方がイマイチわからない・コツやタイミングが掴めないという方も結構いらっしゃいます。
どうすれば苦手な耳抜きを克服してダイビングを楽しむ事が出来るでしょうか?
耳抜きの方法について、コチラも合わせてご参照ください
イヤーカップ付きダイビングマスク
そんな耳抜きが苦手な方に、是非一度お試し頂きたいイヤーカップ付きマスクをご紹介致します。
イヤーカップ、イヤーパッド、またはドライイヤーマスクと呼ばれていますが、濡れます(笑)
ここではイヤーカップと呼ばせて頂きます。
このマスクを使えば、耳抜きがしやすくなる、というよりは、「耳抜きの補助・耳抜きのコツを掴みやすくなる」マスクです。
イヤーカップ付きマスクの特徴は、耳を覆ってくれるイヤーカップがあり、そのイヤーカップは細いチューブでマスクと繋がっています。
鼻から息を出すと、空気がチューブを通ってイヤーカップに流れ、鼓膜に掛かる水圧を軽減してくれるというものです。
イヤーカップ付きマスク 実際使ってみました
モニターは、インターンシップ女子大生コンビ“やっことりさ”のりさ。
りさも少々耳抜きに苦戦しております。
実際使ってみると、その効果はそんなに大きくはありません。通常よりも若干耳抜きがしやすいかな?というくらいですので、このマスクを使えば もう耳抜きは大丈夫、という事ではありません。
しかし、この“若干耳抜きがしやすい”というのが、耳抜きの苦手な方には大切です。
少しでも鼓膜・耳管への負担を減らしながら、耳抜きのコツやタイミングを掴みやすくなります。
ダイビングで耳抜きに苦戦される方には、耳抜きの練習によいマスクだと思います。
耳抜き練習器具“オトヴェント”
自己耳管通気器具“オトヴェント”というものがあります。
この器具は、本来は滲出性中耳炎の治療を目的として開発されましたが、耳抜きの練習にもなるという事で、耳抜きの苦手なダイバーさんに勧められています。
バルーンを2~3秒かけてグレープフルーツくらいの大きさに膨らませ、どのくらい圧を掛ければ耳管が通るかのコツを掴みやすくなる器具です。
耳に負担が掛かりにくく、陸で練習できるのもいいですね。
ただ、ダイビングのインストラクターは医者ではありませんので、この器具は万人に合うかなど、わかりかねます。
オトヴェントなどの医療器具を使う際は、まず耳鼻科にご相談ください。
まとめ
イヤーカップ付きマスクは、結局耳抜きは必要ですが、少しでも耳管への負担を軽減してくれるマスクで、耳抜きの練習にも良いと思います。
耳管があまり強くないのに、毎日3~4DIVE潜り、最後の方は耳抜きしすぎで耳管が炎症を起こしてしまうダイビングガイドも、このマスクを使ってある程度改善した例があります。
“オトヴェント”も、耳に負担をかけず、陸で耳抜きのコツを掴める器具です。
耳抜きのタイミングやコツがイマイチわからない方は、是非一度お試しください。