バリ島ダイビング&シュノーケリング

中~上級者向けダイビングポイント「ヌサペニダ+マンタポイント」超広角映像と初心者ダイバーには不向きな理由

ヌサペニダ+マンタポイント動画

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バリ島随一のサンゴ礁、そして高確率でマンタと出逢える、近年大人気のダイビングポイント「ヌサペニダ」、超広角カメラも用いて撮影して参りました。

この日は波も小さく 透明度も良く、他のダイバーもいつもよりは比較的少な目な好条件でダイビングする事ができました(*^▽^*)

そんな「ヌサペニダ+マンタポイント」動画、是非ご覧下さいませ!

如何でしたか?
バリ島のダイビングポイントは、どちらかと言えば“マクロ”主体になるポイントが多いのですが、ヌサペニダと、そのすぐ隣のレンボンガン周辺のポイントは“ワイド”一択ですね(^^)/

初心者には向かないダイビングポイント

ヌサペニダ・レンボンガンは確かにサンゴ礁はバリ島随一、マンタポイントではマンタ、そして世界的にもレアとされるブラックマンタとの遭遇率も高く、7~9月辺りはマンボウも狙って潜る事ができる、ワイド&大物ポイントです。

人気が出ない訳がない!

しかし、お気を付け下さい。
ヌサペニダ・レンボンガンは、ビギナーダイバー・ブランクダイバーさんには厳しい海況・環境になりやすいんです。

  • 移動も休憩も終始ボートの上
  • トップシーズンは常に水面をスピードボートが往来
  • 往々にして流れがある
  • マンタポイントは往々にして波・ウネリがある
  • 乾季(7~10月辺り)は水温が下がる(平均23~24℃、16℃を下回る事も)
  • マンボウを狙う際は深く潜る事もある(ショップによって-40m以深)
  • 流れやボートの往来などで どこでも浮上していいポイントではない

もちろん海ですので たまに穏やかな日もありますが、往々にしてこのような海況になりやすく、まだダイビングに慣れていないビギナーダイバーさん、しばらく潜ってないブランクダイバーさんには不向きな厳しい条件の中でダイビングする事になります。

結果

  • 船酔いするかもしれません
  • 焦ってしまい、耳抜きがうまく出来なくなるかもしれません
  • 水面でモタつくとボートに轢かれる可能性も出てきます
  • 流れたウネリに負けて 思うように前に進めず大変な思いをする事も
  • 寒すぎて震えてダイビング出来ない(下手すると低体温症の可能性も)
  • エア切れの心配

このような事になってしまうかもしれません(~_~;)

また、日本人に多い考え方なのですが

ガイドが助けてくれる・何とかしてくれる

と思ってる方も少なくありません。
もちろんガイド側も安全の為にフォロー・サポートさせて頂いてますが、ご本人に余裕がなく耳抜きにも戸惑う状況になった場合は、どうしようもないので、上がるしかありません。

ヌサペニダを安全に潜れる条件とは

ヌサペニダを山に例えて イメージしてみて下さい。

世界の名立たる名峰、標高も高く、途中からは雪の覆われています。
そんな山を、今までハイキングしかした事がない方が、マウンテンパーカーとハイキングシューズの装備で登れるでしょうか?

これを踏まえた上でお読みください。
ヌサペニダでのダイビングを、安全に楽しく 余裕をもって楽しむには、以下の条件が必須となります。

  • ある程度のダイビング経験本数
    (本数やカードランクでは一概に言えませんが30~50本以上)
  • スムーズな耳抜きと潜降・浮上
  • しっかりした中性浮力
  • ちゃんと進むフィンキック
  • ご自身で船酔い対策・防寒対策を取れる
  • ガイドの指示に従ってくれる常識のある方
    (マンタを追いかけない・他のグループについて行かない・サンゴを掴まない・着底しない・安全停止をするなど、ごく当たり前のルールをちゃんと守れる方)

これらの条件面で問題のないダイバーさんでしたら、ヌサペニダでのダイビング、少々海況が厳しくなっても 余裕をもってお楽しみ頂けるかと思います。
もちろん担当ガイドも“安全”と“楽しい”の為、ゲスト様のフォロー・サポートをさせて頂きます。

本当に海況が危険な場合は、ガイドとボートキャプテンがポイントの変更・中止の判断をします。

また、出来ればヌサペニダの前、前日に別のポイント(トランベン・アメッド・パダンバイ辺り)で リフレッシュ・スキルチェックも兼ねて潜られてからの方が、より良いかと思います。
ご自身にも余裕が出来ますし、ゲスト様=ガイドとの意思の疎通がしやすくなります(←これ結構大事なんですよ)

ヌサペニダダイビングまとめ

ヌサペニダは、サンゴ礁や大物を狙える バリ島随一のワイドなダイビングポイントです。
近年 大人気で、世界中からダイバーが集まってきています。

しかし、ボートに弱い方には船酔いの恐れや、流れや波・ウネリ、低水温などの悪海況になりやすく、その環境に慣れていない・対応できないビギナーダイバーさん、ブランクダイバーさんには危険なダイビングポイントと言えます。

また、マンタを追いかけたり サンゴを掴んだりフィンで蹴ったりするダイバーも常識のレベルでご法度です。
その所業は世界中から集まってきているダイバーの目で見られており、場合によっては赤の他人ダイバーから怒られます。

大なり小なり 毎年必ず潜水事故が起こっているポイントです。
「自分は大丈夫」とは考えず、ご自身のスキルや経験に正直に、ヌサペニダをリクエストするかどうか、今一度お考え下さいm(__)m

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