バリ島ダイビング&シュノーケリングサービス jellyfish(バリ島くらげ村)でございます。
今回は、遊び調査ダイビングで偶然出会った「ホウセキカサゴ」をご紹介致します。その歩き方、ブサカワイさ、是非お楽しみ下さい。
レア度の高いホウセキカサゴ
バリ島では、ある程度限られたダイビングポイントで稀に出逢える「ホウセキカサゴ」、レア度の高いお魚です。
まずは、動画をどうぞ!
発見したのが水深25m程。
撮影を開始してしばらくすると、ヨタヨタと深い方に泳ぎ(歩き?)始めたので、しばらく追跡してみました。
コケそうでコケない、ヨタヨタ感がたまらない、どちらかと言うとブサイク、ブサカワイイお魚です。
結局水深30mを越えてしまったので、そこで撮影は切り上げて浮上を開始しました。
ホウセキカサゴはボロカサゴ同様 水深30m前後より以深で発見される事が多く、いつもはもっと深いところに棲んでいると推測されます。
ホウセキカサゴをもっと詳しく
ホウセキカサゴ
カサゴ目・フサカサゴ科・ボロカサゴ属
西太平洋、インド洋で広く分布しています。
ずんぐりとしているが強く側扁し、口は大きく、上に突き出したようについています。体には多数の皮弁があり、魚類の中では特徴的です。
体色は黄色や緑色、褐色や茶色っぽいものなどがいますが、バリ島では赤茶色っぽい個体がよく見られます。
沿岸のサンゴ礁域や礫底などを好み、普段は単体で生息していています。
底性の魚で、動画のように胸鰭を使いヨタヨタと移動し、水深20m辺りから55m辺りで見られる事が多く、岩やサンゴ・海草の間などに身を隠しています。
体にある皮弁は擬態の役目を果たしていて、海底でジッとし、近寄ってきた小魚などを捕食します。
ボロカサゴと似てる
一見同属のボロカサゴと間違われる事もありますが、似て非なるお魚です。
その違いは
ホウセキカサゴ
ホウセキカサゴの下顎の皮弁数は2つ、側線より背側には皮弁が見られない
ボロカサゴ
ボロカサゴの下顎皮弁数は9~24つで、側線より背側にも皮弁ある
「あご髭2本、体がわりとツルンとしてたらホウセキカサゴ、あご髭も体もワサワサしてたらボロカサゴ」、簡単にはこの見分け方で大丈夫です!
脱皮をするお魚
ホウセキカサゴは、ボロカサゴ、ハダカハオコゼのように“脱皮”をしながら成長する珍しいお魚です。
他にも、オニカサゴ、ウミテング、ナンヨウツバメウオも脱皮をするお魚です。
もし怪我をしてても、脱皮する事で怪我の治りも早いらしいですよ!
ホウセキカサゴ狙いますか?
バリ島では、ホウセキカサゴはレアですので、狙っても中々出逢う事ができません。
しかし、もしリクエストがあれば、近々の情報を集めて、マクロダイビングにご案内させて頂きます。
安全に楽しくホウセキカサゴを探しにご案内させて頂きます。
ご希望がございましたら、是非バリ島くらげ村までお問い合わせ下さい(#^^#)