「もう年齢のこともあるし、これを人生最後のダイビングにしよう」
前回くらげ村へ遊びに来てくださったとき、リピーターのTさんは、そんな気持ちで潜られていたそうです。
ところが、ツアーを終えたTさんが感じてくださったのは、
「これなら、まだ潜れる」
ということでした。
そして今回、耳抜きが苦手でダイビングから遠ざかっていた奥様を誘い、ご夫婦でバリ島くらげ村へ戻ってきてくださいました。
僕たちにとって、「また来てくれた」ということだけでも嬉しいことです。
ましてや、大切な奥様を連れて来てくださった。
これは本当に嬉しく、身が引き締まる思いでもありました。
今回の記事では、ご夫妻のショート動画をご紹介しながら、耳抜きが苦手な方やブランクダイバーさんが、ご夫婦・カップルで安心してバリ島の海へ戻るために大切なことをお話しします。
- 「これならまだ潜れる」が、次のダイビングにつながりました
- 大切な人を誘えるショップでありたい
- 200本の経験があっても、耳抜きの不安はなくなりません
- まずは海に入る前に耳抜きを確認
- 浅いところから、ゆっくりゆっくり潜降
- ショート動画で見る、ご夫婦で戻ってきたバリ島の海
- 「本当にいいダイビングだった」
- 経験差がある夫婦・カップルも、同じ海を楽しめます
- 耳抜きが苦手な方ほど「待ってもらえる環境」が大切です
- 耳に痛みがあるときは我慢しないでください
- ブランクがある方はリフレッシュダイビングも相談できます
- 年齢だけで「人生最後」と決めなくても大丈夫です
- くらげ村がご夫婦・カップルに大切にしていること
- よくある質問
- 「また二人で潜りたい」と思える海へ
「これならまだ潜れる」が、次のダイビングにつながりました
Tさんは、前回のダイビングを人生最後にするつもりだったそうです。
年齢を重ねると、
「若い頃のようには動けないかもしれない」
「ほかのダイバーについていけるだろうか」
「器材を背負うのもしんどくなってきた」
と考えることがあります。
昔と同じように潜れないなら、そろそろ辞めたほうがよいのではないか。
そんなふうに感じる方もいらっしゃると思います。
でも、ダイビングは若い頃の自分と競争するものではありません。
たくさん泳がなくてもいい。
深く潜らなくてもいい。
周りと同じ速さで動かなくてもいい。
今の体力や経験に合った海で、自分のペースを守りながら楽しめれば、それで十分です。
前回のご案内を通して、Tさんが「これならまだ潜れる」と思ってくださったこと。
そして今度は奥様と一緒に来てくださったこと。
この出来事は、くらげ村が大切にしている「スローダイブ」が、次の一本につながった実例だと思っています。
大切な人を誘えるショップでありたい
自分一人で利用したショップへ、次は家族やパートナーを連れて行く。
これは、単なる再訪とは少し違います。
特にダイビングでは、海の中で呼吸し、言葉を使わず、ガイドへ安全を預ける時間があります。
大切な人に不安があるなら、なおさらショップ選びは慎重になります。
今回Tさんが誘ってくださった奥様のMさんには、
- 耳抜きが毎回うまくいかない
- 耳抜きに時間がかかる
- 何年かのブランクがある
- 久しぶりにちゃんと潜れるか不安
という心配がありました。
その奥様に、
「ここなら、ゆっくり対応してくれる」
と思っていただけたからこそ、ご夫婦で来てくださったのだと思います。
その信頼に応えられるように、今回も急がず、Mさんの耳の状態を確認しながらご案内しました。
200本の経験があっても、耳抜きの不安はなくなりません
奥様のMさんは、以前は200本ほど潜られていた経験豊富なダイバーさんです。
しかし、経験本数が多ければ、すべてのスキルに不安がなくなるわけではありません。
Mさんは、以前から毎回のように耳抜きに苦労されていました。
潜るたびに耳抜きで苦労する。
ほかの人を待たせてしまう気がする。
また耳が抜けなかったらと思うと、潜る前から緊張する。
そんな経験が重なるうちに、少しずつダイビングから遠ざかり、何年かのブランクができてしまったそうです。
「200本も潜っているのに、耳抜きが苦手だなんて恥ずかしい」
そう思う必要はありません。
経験本数と耳抜きの早さは、必ずしも同じではありません。
たくさん潜っている方でも、左右で抜け方が違ったり、毎回時間が必要だったり、その日の体調によって抜けにくかったりすることがあります。
大切なのは、経験者だからと我慢することではありません。
「耳抜きに時間がかかります」
と、潜る前にきちんと伝えることです。
まずは海に入る前に耳抜きを確認
今回は、最初のお問い合わせの段階から耳抜きについてご相談いただいていました。
そのため、海に入ってから初めて対応を考えるのではなく、ブリーフィングの時点で、
- 耳抜きの方法
- 耳抜きを始めるタイミング
- 抜けにくいときの対応
- 焦らず潜るためのコツ
などをご説明しました。
あわせて、耳抜きの準備としてストレッチも行っていただきました。
ただし、耳抜きストレッチをすれば必ず潜れるというものではありません。
その日の耳や鼻の状態によっては、どのような準備をしても耳抜きが難しいことがあります。
方法を知ることと同じくらい大切なのが、
「抜けなかったら無理をしない」
と最初から決めておくことです。
浅いところから、ゆっくりゆっくり潜降
海では、できるだけ浅いところから潜降を始めました。
周りに合わせて一気に深く行くのではなく、Mさんがリラックスできる姿勢と速さで、ゆっくり、ゆっくり。
耳抜きができていることを確認してから、少しだけ深いほうへ進みます。
途中、何度か耳抜きをやり直す場面もありました。
そんなときは、そのまま無理に深く潜りません。
一度止まり、必要に応じて少し浅い位置へ戻り、耳の違和感が落ち着いてから再び試します。
耳抜きに時間がかかることは、失敗ではありません。
止まることも、浅い位置へ戻ることも、安全に潜るための正しい対応です。
そしてMさんは、ご自身のペースで、無事に海の中へ入ることができました(≧▽≦)b
ショート動画で見る、ご夫婦で戻ってきたバリ島の海
BGM:架空のアイドルグループ「有栖坂39」”’Cause I got lost in the ocean”(バリ島くらげ村公式アンバサダー)
今回のショート動画では、耳抜きを確認しながらゆっくり潜降し、ご夫婦でバリ島の海を楽しむ様子をご覧いただけます。
サンゴ礁やたくさんの魚たち。
間近で見ることができたウミガメ。
さらに、ブラックチップリーフシャークとの出会いもありました。
もちろん、海の生き物との遭遇は自然次第です。
同じポイントでも、その日によって会える生き物や海の景色は変わります。
それでも、耳抜きへの不安を一つずつ確認しながら潜り、その先でご夫婦一緒に海の景色を楽しめたことが、今回の一番大きな思い出になったのではないでしょうか。
「本当にいいダイビングだった」
ダイビングを終えたMさんから、
「本当にいいダイビングだった」
というお言葉をいただきました。
この言葉を聞けたことが、僕にとっても本当に嬉しかったです。
耳抜きが苦手だった。
何年かブランクがあった。
以前のように潜れるか分からなかった。
それでも、事前に相談し、耳抜きの方法を確認し、自分のペースで潜降することで、ご夫婦一緒に海を楽しむことができました。
もし無理に周りへ合わせ、痛みや違和感を我慢して潜っていたら、「いいダイビングだった」という感想にはならなかったと思います。
安心して楽しめること。
そのために必要な時間をきちんと取ること。
くらげ村では、海の中で見られる生き物と同じくらい、そこまでの過程を大切にしています。
経験差がある夫婦・カップルも、同じ海を楽しめます
ご夫婦やカップルでダイビングへ行く場合、二人の経験や得意なことが同じとは限りません。
片方は耳抜きが早い。
もう片方は、少し時間がかかる。
片方はブランクがない。
もう片方は、何年も潜っていない。
片方はもっと泳ぎたい。
もう片方は、ゆっくり魚を眺めたい。
このような違いは珍しいことではありません。
大切なのは、得意な方のペースに無理に合わせることではなく、不安が強い方を置いていかないことです。
また、付き添う側も、すべてを自分だけで支えようとしなくて大丈夫です。
水中での安全管理やスキルのサポートは、担当インストラクターにお任せください。
パートナーには、隣で一緒に海を楽しんでもらえたらと思います。
二人のどちらかが我慢するのではなく、二人そろって「楽しかった」と海から上がる。
それが、ご夫婦・カップルのダイビングでは一番大切です。
耳抜きが苦手な方ほど「待ってもらえる環境」が大切です
耳抜きが苦手な方は、
「早く潜らないと」
「みんなを待たせている」
と焦りやすくなります。
しかし、焦っている状態では身体に力が入り、落ち着いて耳抜きをすることが難しくなる場合があります。
そのため、方法やコツだけでなく、自分の耳抜きを待ってもらえる環境も重要です。
くらげ村のファンダイビングは、1グループ最大3名様、中~上級ポイントでは最大2名様の少人数制です。
日本人インストラクターが同行し、海に入る前の説明から水中まで、日本語でご案内します。
耳抜きができなければ、その場で止まります。
痛みや違和感があれば、少し浅い位置へ戻ります。
それでも耳抜きができない場合は、無理にダイビングを続けません。
誰かに合わせて潜るのではなく、その日の耳の状態に合わせて判断します。
耳抜きが苦手な方は、こちらの記事も参考にしてください。
耳に痛みがあるときは我慢しないでください
耳抜きは、強く行えばよいものではありません。
耳に痛みが出た場合は、それ以上深く潜らず、潜降を止めることが大切です。
少し浅い位置へ戻って再度試しても耳抜きができない場合は、その日のダイビングを中止する判断も必要です。
また、風邪や鼻づまりがあるとき、耳の痛みや違和感が残っているときは、無理に潜らないでください。
めまい、急な聞こえにくさ、強い痛みなどがある場合はダイビングを控え、医療機関へ相談してください。
耳抜きについては、ダイビング医学の専門組織であるDANも、痛みが出たら浅い位置へ戻り、抜けなければ潜降を中止するよう案内しています。
ブランクがある方はリフレッシュダイビングも相談できます
Mさんのように、以前はたくさん潜っていても、何年かダイビングから離れていると不安が出てくることがあります。
器材の使い方。
耳抜き。
潜降。
中性浮力。
マスククリア。
レギュレーターの扱い。
どこまで覚えていて、何を確認したほうがよいかは、人によって違います。
くらげ村では、Cカードをお持ちのブランクダイバーさんに向けて、基本スキルを確認するリフレッシュダイビングもご用意しています。
ブランクの年数だけで、一律に必要・不要を決めるものではありません。
経験本数や現在の不安、健康状態、希望するポイントなどを伺い、通常のファンダイビングで対応できるのか、リフレッシュから始めたほうが安心なのかを一緒に考えます。
年齢だけで「人生最後」と決めなくても大丈夫です
年齢を重ねると、若い頃と同じようにはいかない部分も出てきます。
ただし、年齢だけで、潜れる・潜れないを決めることはできません。
現在の健康状態。
持病や服薬。
ブランク期間。
経験本数。
今の体力。
当日の海況。
希望するポイントの難易度。
こうした条件を確認し、無理のない方法を考えることが大切です。
もちろん、誰でも何歳でも必ず潜れるという意味ではありません。
健康状態によっては、ダイビングを控えたり、医師への相談が必要になったりすることもあります。
それでも、
「昔のように潜れないから、もう終わり」
と最初から決める必要はありません。
今の自分に合う海と潜り方が見つかれば、Tさんのように、
「これなら、まだ潜れる」
と思える可能性があります。
→ 50代・60代・70代、そしてブランクダイバーさんの体験談
くらげ村がご夫婦・カップルに大切にしていること
くらげ村では、ご夫婦・カップルでご参加の場合も、二人をひとまとめには考えません。
同じ夫婦でも、経験、体力、耳抜き、苦手なスキルはそれぞれ違うからです。
大切にしているのは、
- 予約前に二人それぞれの不安を確認する
- 日本語で手順や対処方法を説明する
- 少人数でご案内する
- 不安が強い方を急がせない
- 耳抜きや呼吸を確認しながら潜降する
- 当日の海況と経験に合ったポイントを選ぶ
- 無理をしない、無理をさせない
ということです。
大切な人を連れて行くからこそ、安心して任せられるショップを選びたい。
そのお気持ちに応えられるよう、ご予約前の相談から海の中までお手伝いします。
くらげ村が大切にしている「スローダイブ」についてはこちらをご覧ください。
ファンダイビングの内容はこちらです。
よくある質問
夫婦で経験本数に大きな差があっても参加できますか?
経験差があること自体は珍しくありません。
ただし、経験本数、ブランク、不安なスキル、希望するポイントによって適したご案内方法が変わります。ご予約時にお二人それぞれの経験をお知らせください。
一人だけ耳抜きに時間がかかっても待ってもらえますか?
耳抜きができたことを確認しながら、その方のペースで潜降します。
痛みや違和感がある場合は止まり、必要に応じて少し浅い位置へ戻ります。ただし、耳抜きができない場合は無理に潜りません。
200本ほど経験があってもリフレッシュを受けられますか?
経験本数が多くても、ブランクや不安があればご相談いただけます。
必要な内容は一人ひとり異なるため、最後に潜った時期や不安なスキルをお知らせください。
年齢が高くても夫婦で参加できますか?
年齢だけでは判断できません。
現在の体調、既往歴、服薬、ブランク、経験、海況、ポイントの難易度などを確認する必要があります。健康面で心配がある場合は、予約前にご相談ください。
耳抜きストレッチをすれば必ず潜れますか?
必ず潜れるという保証はありません。
耳抜きの方法や準備を確認しても、その日の耳や鼻の状態によっては潜れないことがあります。痛みを我慢して潜ることはできません。
パートナーに付き添ってもらえば大丈夫ですか?
パートナーがそばにいることは安心材料になりますが、安全管理やスキルのサポートをパートナーだけに任せるものではありません。
不安なことは予約前に担当インストラクターへお知らせください。
ウミガメやサメには必ず会えますか?
海の生き物との遭遇は自然次第なので、保証はできません。
その日の海況やお客様の経験を優先して、無理のないポイントをご提案します。
「また二人で潜りたい」と思える海へ
前回は、人生最後のつもりで潜られたTさん。
そのダイビングが、
「これならまだ潜れる」
という気持ちに変わり、今度は奥様を誘って戻ってきてくださいました。
耳抜きへの苦手意識から海を離れていたMさんも、事前に方法やコツを確認し、ご自身のペースでゆっくり潜降。
途中で何度か耳抜きをやり直しながらも、無事に潜ることができました。
そして、サンゴ礁やたくさんの魚、ウミガメ、ブラックチップリーフシャークとの出会いを、ご夫婦で楽しんでいただきました。
ダイビングを終えたMさんからいただいた、
「本当にいいダイビングだった」
という言葉。
僕たちにとっても、忘れられない嬉しい一言です。
耳抜きが苦手でも。
何年かブランクがあっても。
年齢のことが気になっても。
無理にできるふりをする必要はありません。
ご夫婦・カップルで現在の経験や心配なことを教えていただければ、お二人が安心して楽しめるツアーを一緒に考えます。
ご予約を決める前の相談だけでも大丈夫です。
Tさん、Mさん、この度はご夫婦で遊びに来ていただき、本当にありがとうございました!
ぜひまたお二人で、のんびりとバリ島の海を楽しみに来てくださいね。
またご一緒できる日を楽しみにしております(#^^#)
バリ島でダイビング・シュノーケリングをしてみたいけれど、泳げない・海が怖い・久しぶりで不安という方、大丈夫です、無理にできるフリをしなくていいんです。
くらげ村では、日本語で事前にご相談いただきながら、少人数で急がず、その方のペースに合わせてご案内しています(#^^#)
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メールからのお問い合わせも随時受付中です✉
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