バリ島ダイビング&シュノーケリング

スキューバダイビングの5つのルール・マナー、そしてモラル

バリ島ダイビング&シュノーケリングサービス jellyfish(バリ島くらげ村)でございます。

スキューバダイビングとは、水中呼吸装置(スキューバ)を使って水中に潜るマリンレジャーです。海や湖などの水中で、お魚や珊瑚、沈没船などの非日常の素晴らしい景色を楽しむことができます。スキューバダイビングは、レジャーとしてだけでなく、海洋調査や水難救助などの職業としても行われています。

スキューバダイビングをするときには、安全や環境保護のために、いくつかのルールやマナーを守る必要があります。
本記事では、スキューバダイビングのルールやマナーについて解説します。スキューバダイビングを始める前に、ぜひ参考にしてください。

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スキューバダイビングのルール

スキューバダイビングにおけるルールとは、潜水の安全性や効率性を高めるために、一般的に守られている原則や指針のことです。
スキューバダイビングのルールには、以下のようなものがあります。

  1. ダイビング器材のチェック
    エントリー前に必ず自分のダイビング器材のチェックを行いましょう。残圧は200mbあるか、セカンドステージから空気が吸えるか 吐けるか、BCに空気が入るか 抜けるか、その他各部からのエア漏れはないか、自己責任で必ず行って下さい。
    その際、バディ同士でお互いの器材もチェックすれば、見落としもなく、より安全にダイビングする事ができます。
  2. バディシステムの厳守
    バディシステムとは、スキューバダイビングをする時に、最低でも2人1組で潜水することをいいます。バディシステムを守る事で、トラブルが発生したときに、互いに助け合ったり、救助を呼んだりすることができ、安全性は格段に増します。
    バディとは、事前に決めたパートナーのことで、水中では常に連絡を取り合い、目視できる範囲内にいることが大切です。
  3. 潜水時間と深度の制限
    潜水時間と深度には、減圧症を起こさないための限界があります。これを無限圧潜水時間と呼びます。無限圧潜水時間を超えてしまうと、浮上する時に一定の深度で停止して、体内の窒素を排出する必要があります。これを減圧停止と呼びます。減圧停止を怠ると、減圧症のリスクが高まります。
    無限圧潜水時間や減圧停止の時間は、ダイブコンピューターの指示に従って行われます。減圧の出ない安全で無理のない潜水計画を立てる事が大切です。
  4. 十分な安全停止
    浮上する時には、水面に近づく前に、5mの深度で3分間停止することが推奨されます。これを安全停止と呼びます。
    安全停止をすることで、体内の窒素の排出を促進し、減圧症のリスクを低減できます。安全停止は、無限圧潜水時間内であっても必ず行いましょう。
  5. ゆっくりと浮上する
    浮上するときには、1分間に18m以下というゆっくりした速度を守ってください。速く浮上すると、体内の窒素が急激に気泡となり、減圧症を引き起こす可能性があります。
    また、浮上する時には、呼吸をし続けることも重要です。もし息を止めると、肺の内圧が高まり、肺が破裂(エアエンボリズム)する危険があります。

スキューバダイビングのマナー

スキューバダイビングにおけるマナーとは、潜水の安全性や水中環境保全の為に、一般的に守られている原則や指針のことです。
スキューバダイビングのマナーには、以下のようなものがあります。

  1. 水中生物に触らない
    水中生物に触らないようにしましょう。水中生物に触ると、自分の身を守るために防衛本能から噛んで来たり、中には毒や棘を使って反撃されることがあります。また、水中生物に触ることで、生物自体にストレスやダメージを与えることもあります。
    水中生物を観察するときには、十分な距離を保ち、静かに見守りましょう。
  2. 水中環境を守る
    水中環境を守ることは、スキューバダイビングの大切なルールです。水中環境を守るためには、以下の事柄に注意しましょう。
    • 2-1 ゴミを捨てない
      水中にゴミを捨てる事は、水質の汚染や生物の死亡などの深刻な影響を及ぼします。水中に持ち込んだものは、必ず水上に持ち帰りましょう。
      また、水中で見つけたゴミも、可能なら回収して水上に持ち帰りましょう。
    • 2-2 サンゴや岩に触らない
      サンゴや岩に触ることは、水中生態系のバランスを崩す事に繋がります。サンゴは非常にデリケートな生物で、触るだけで死んでしまうこともあります。岩に触ると、岩に付着している微生物やプランクトンなどの餌を奪ってしまう事になります。
      また、サンゴや岩に触ると、自分自身にも危険があります。サンゴには毒や棘を持つものがあり、傷ついたり感染したりすることがあります。岩には鋭利な部分があり、切り傷を負ったり器材を破損したりする事もあります。
    • 2-3 水中での移動に注意する
      水中での移動には、フィンを使って泳ぎますが注意が必要です。フィンや手で水をかきすぎると、水中の砂や泥が巻き上げられて、視界が悪くなってしまいます。ウミウシなどの小さな生物も一緒に巻き上げられてしまう場合もあります。
      また、最も多いのがフィンキックでサンゴを蹴って壊してしまう事です。
      水中環境を壊さないよう、中性浮力やフィンキックなどのスキルアップを目指しましょう。

もう一つ、ダイビングのモラル

もう一つだけ付け加えさせてください、ダイビングをする上でのモラルについてです。例えば

  1. 残圧50barになっても浮上を拒否
    グループで一緒に潜っているどなたかの残圧が50barになったら、全員ダイビングを終了しEXするのは、安全なダイビングの為のルールであり、それを守るのは当たり前の事です。
  2. 被写体を独り占め
    生物の写真撮影で、次の方に順番を譲らず被写体を独り占めする、また被写体を追い掛け回す&逃がす、等のような行為されると、他の方の迷惑になります。
  3. ガイドのいう事を聞かない
    例えばガイドが自分の経験などからの判断で「波があるので止めましょう」と言っても「このくらい大丈夫」と自信過剰な、もしくは異性の前などでカッコつけ的な発言をされる方が稀にいらっしゃいますが、素人判断はとても危険です。
  4. 自分の思い通りにならなくて機嫌が悪い
    希望のポイントに入れなかった、観たい生物を観れなかった、何かをガイドに注意された、等の理由で機嫌が悪くなられると、周りの空気も悪くなります。大自然が相手のマリンレジャーですので、中々思い通りにはいかないという事をご理解ください。
  5. ガイド・スタッフへのリスペクトがない
    東南アジア圏でよく見られる、現地人スタッフへの横柄な態度や言葉遣いは、傍から見ててもイタいだけです。

まとめ

細かく言えばまだまだ出てきますが、全国で理解されているスキューバダイビングの主なマナーやルール、そして別途付け加えさせて頂いたモラルは、大体こんな所でしょうか。

ここでご紹介したスキューバダイビングのルールやマナー、モラルは、全て「安全」で「楽しい」ダイビングの為のものでもあります。ご自身のダイビングをする際の行動など、今一度見直してみて下さい。
そして、もちろんダイビングサービス側と致しましても、お客様に出来るだけ楽しんで頂けるよう、失礼の無いよう心掛けております

まだ自信のないダイバーさんは、初心者でもちゃんと対応してくれる ご自身に合った親切で良いダイビングショップを選ぶ事で、無理なく楽しく上達する事ができます。

スキューバダイビングは一生続けられるマリンレジャーです。焦らず楽しく続けていきましょう♪

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