バリ島ダイビング&シュノーケリング水中生物

ウミウシ道 ~似て非なるもの~

バリ島ダイビング&シュノーケリングサービス jellyfish(バリ島くらげ村)でございます。

ウミウシ。
見るのに慣れてない方、興味がない方にはどれをみても同じに見えてしまうでしょう。
しかし、ウミウシが好きで結構そこそこに知識があっても見間違えてしまうんです。
今回は、そんな似て非なるウミウシをご紹介致します。

見分けが難しい

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世の中には、見分けがつかないものが身近に多々存在しています。
マナカナの三倉茉奈と三倉佳奈、お笑いコンビのザ たっちのたくやとかずや、女優さんの安藤サクラと江口のりこ、姉妹の上白石萌音と上白石萌歌、格闘界からは具志堅洋行とミスターサタン(ドラゴンボール)などのように、ぱっと見 全く見分けが付きません。

ウミウシも同じでして、図鑑で覚えたウミウシを頻繁に海で実物を見ていたり、かなり特徴的なものなら別かもしれませんが、たま~にしか出逢えないレアなウミウシですと、酷似してるものと間違えてしまう事もあります。

そこで、先日出会った激レアさん、ご紹介致します。

バリ島ではどっちにしてもレアなウミウシ

先日のダイビング中に出逢ったコチラのウミウシ

ウミウシ「ニシキリュウグウウミウシ属の一種 2」

恐らくは「ニシキリュウグウウミウシ属の一種 2

しかし、最初は間違えてしまったんです、コチラの

ウミウシ「タンブヤ・オリヴァリア」

タンブヤ・オリヴァリア (Tambja olivaria)

体色の多少の違いは 環境や食べ物で同種でも起こり得るそうです。

ならどこで見分けたらいいのよ!
この2種の大きな違いは

ウミウシ「ニシキリュウグウウミウシ属の一種 2」
バリ島パダンバイで撮影

ニシキリュウグウウミウシ属の一種 2

  • 体の側面に模様がある
  • 二次鰓の色は体地色と同じで、軸の外側が明るい緑色になる
ウミウシ「タンブヤ・オリヴァリア」
世界のウミウシよりお借りしました

タンブヤ・オリヴァリア (Tambja olivaria)

  • 体の側面に模様がない
  • 二次鰓に背面と同じ色が入る

この辺の違いだそうです。。。
ちなみに今回出会ったニシキリュウグウウミウシ属の一種 2は、バリ島でしか確認されていない?!
という事は、激レアさん~?!ヾ(≧▽≦)ノ

こういった分類は、ウミウシを研究している権威あるエラい学者さんが観察・研究の末、分別・同定してくれています。別種だったのに「同種でした」ってなる事も稀にありますが(^^ゞ

ひょっとしたらハイブリットという可能性もありますが、ハイブリットで生まれたウミウシは、次世代に子孫を残せない一世代限りがほとんどで、こうやって図鑑に載るようなことはまずありません。

他にも似て非なるウミウシはた~~~くさんいます。観察されているウミウシの中にも 和名のないもの、○○属の一種(数字)で数えられているモノもめちゃめちゃたくさんいるんです。

深いですね。
ウミウシ道!!!

ウミウシなどのマクロにご興味がございましたら、是非バリ島くらげ村までご連絡くださいませ(#^^#)
一緒にゴリゴリとマクロ生物を探しに行きましょう!

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