バリ島ダイビング&シュノーケリング

スキューバダイビング初心者のための安全スタートガイド

はいどうも~!
バリ島ダイビングサービス jellyfish divers village(バリ島くらげ村)のカズ、カナです。

スキューバダイビングで海に潜れば、水中の美しい景色や そこに生きる生物達の世界を見ることができて、とても感動的な、非日常の体験をする事ができます。
しかし、スキューバダイビングは ただダイビング器材があれば出来るというものではありません。ダイビング特融の知識や技術が必要ですし、器材や海での安全に注意しなければなりません。

そこで今回は、スキューバダイビング初心者の方に向けて、安全にダイビングを始め、楽しみ続けていく為のポイントをご紹介したいと思います。

1. ダイビングの資格を取得する

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ダイビングへ

にほんブログ村のダイビングのカテゴリーに参加中です!
ポチっと応援クリックお願いしますm(__)m

プール実習中のOWダイバー

スキューバダイビングを始めるには、まずダイビングのライセンスを取得する必要があります。世界中で通用するライセンスを取得すれば、世界中の海を潜りに行く事が出来るようになります

ダイビングのライセンスにはいくつかランクがあり、最初に取得するべきものはオープンウォーターダイバーというランクのライセンスです。この資格を取得するためには、オープンウォーターダイバーコースという講習を受ける必要があります。この講習では、スキューバダイビングの基本的な知識や技術を学びます。
具体的には、以下のような内容が含まれます。

  • スキューバダイビングの歴史や原理、環境への影響など
  • ダイビング器材の種類や機能、セッティングなど扱い方
  • 水中での呼吸や浮力調整、コミュニケーションなど
  • 水中での移動や姿勢、水中生物との接触など
  • 潜水時間や深度、残圧などの管理方法など
  • トラブルの予防や対処法など

オープンウォーターダイバーコースは、一般的に以下の3つのステップで構成されています。

  • 学科講習:オンラインや教科書でダイビングに関する知識を学びます。
  • プール実習:プール、または足が届く浅い場所(限定水域)でダイビングに必要な技術を練習します。
  • 海洋実習:海で実際にダイビングを行い、技術を確認します。

オープンウォーターダイバーコースは、通常3~5日程度で完了することができます。コースを修了したら、オープンウォーターダイバーとして認定され、最大18メートルまで潜ることができます。

ダイビングライセンスコースについて詳しくはコチラ

2. ダイビングに適した体調であること

バリ島ダイビングの記念撮影でポーズをとるカップルダイバー

ダイビングを始める前には、自分の体調や健康状態をチェックすることが望ましいです。
一般的に健康であれば問題ありませんが、風邪や二日酔いなどの場合はダイビングを避けるべきです。
また、以下のような症状や疾患がある場合は、医師の診断を受けて、ダイビングに適した体調であることを確認する必要があります。

  • 肺や心臓に関係する症状や疾患(喘息、肺気腫、心臓発作など)
  • 耳鼻咽喉科に関係する症状や疾患(耳管開放障害、副鼻腔炎など)
  • 糖尿病やてんかんなどの神経系に関係する症状や疾患
  • 妊娠中や授乳中の場合

これらの症状や疾患は、ダイビング中に起こりうる圧力変化や酸素欠乏などによって悪化したり、危険な事態を引き起こしたりする可能性があります。
もしも自分がこれらのリスクグループに属しているかどうかは、自分で判断することが難しい場合があります。そのため、ダイビングを始める前には、医師の診断を受けて、ダイビングに適した体調であることを確認することがおすすめです。

3. 信頼できるダイビングスクールを選ぶ

ボートの上でランチタイムのダイバーグループ

ダイビングの資格を取得するためには、信頼できるダイビングスクールを選ぶことが大切です 。
ダイビングスクールは、世界中に数多くありますが、すべてのスクールが同じレベルのサービスや安全性を提供しているわけではありません 。ダイビングスクールを選ぶ際には、以下のようなポイントに注意することがおすすめです 。

  • 評判や口コミ:インターネットやSNSでダイビングスクールの評判や口コミを調べることができます。実際にそのスクールでダイビングをした人の感想や写真などを参考にしてください。(※最近はヤラセも多い)
  • 安全性:ダイビングスクールが安全基準や規則を守っているかどうかを確認してください。例えば、器材の点検や消毒、ボートの整備や救急用品の備え、インストラクターやガイドの資格や経験などです。
  • 器材:ダイビングスクールが提供する器材の状態や品質をチェックしてください。器材がちゃんと整備されているかは大切な事です。
  • スタッフ:ダイビングスクールのスタッフとコミュニケーションが取れるかどうかも重要です。海外の場合は、自分の言語を話せるインストラクターやガイドがいるかどうかを確認してください。また、スタッフが親切でフレンドリーであることも大切です。
  • 価格:ダイビングスクールの価格は、場所やサービスによって異なります。安さだけでなく、上記のポイントを考慮して、コストパフォーマンスと安全性の高いスクールを選ぶことがおすすめです。

ダイビングショップの選び方について詳しくはコチラ

4. インストラクターやガイドの指示に従う

バリ島体験ダイビングでクマノミを紹介してる

ダイビングの際は、どれだけ経験があってもインストラクターやガイドの指示に従うことが重要です。「ダイブプランを立てて、プラン通りに潜る」がダイブ準備の基本原則です。潜る場所やコース、注意点などをインストラクターやガイドから聞いておく必要があります。
また、以下のようなことにも注意してください。

  • 自分のダイビング器材を確認する:海に入る前に、自分のダイビング器材をチェックする必要があります。セッティング時、エントリー前に、器材の機能が正常に動作しているか確認してください。特に、タンク内の開閉と残圧、レギュレーターの呼吸やパージ、BCDのインフレータの吸気と排気などです。
  • 呼吸を止めない:呼吸を止めると、肺などに深刻な障害を引き起こす可能性があります。常にゆっくりと深呼吸するように心がけてください。水中での呼吸は、鼻ではなく口で行うことを忘れないでください。
  • バディシステム:バディとは、一緒に潜水するパートナーのことです。もしトラブルが起きた場合でも助け合うことができます。バディと離れないように注意してください。
    もしもバディとはぐれた場合は、1分間周りを探し、見つからなければ、ゆっくりと浮上することが基本です。
  • ゆっくりと浮上する:浮上速度は毎分9メートル以下に抑える必要があります。浮上速度が速すぎると、減圧症や肺気腫などの危険な症状を引き起こす可能性があります。
    浮上速度をコントロールするためには、BCDの排気や浮力調整、ダイブコンピューターの表示などに注意してください。
  • 安全停止を行う:エグジット前に 水深5~6メートルで3~5分間の停止することが推奨されます。これは安全停止と呼ばれ、体内の窒素を少しでも減らし、減圧症のリスクを抑える効果があります。安全停止は必ず行うようにしましょう。

5. 楽しくダイビングする

バリ島トランベンの沈船ポイントの貨物室跡で記念撮影するダイバー

スキューバダイビングは素晴らしいマリンレジャーです。水中では、色鮮やかなサンゴや魚たちがあなたを迎えてくれます。時にはウミガメやマンタなどの大型生物に出会うこともできます。
水中では音も光も違って感じられます。水中では自分の体重も感じません。まるで宇宙飛行士のような感覚です。

しかし、スキューバダイビングには危険も伴います。高い波やきつい流れ、視界不良などの環境になる事もあります。自分のスキルレベルや経験値を正直に把握し、無理のないダイビングをすることが大切です。
自分の安全と周囲の環境に配慮しながら、楽しいダイビングをしてください。

無理のない安全なダイビングについて詳しくはコチラ

6. 水中環境を壊さない

リュウキュウキッカサンゴ

水中生物やサンゴは、あなたのために存在しているわけではありません。そこで自分の生活をしているだけです。

むやみに触ったり捕まえたり、餌をやったり、驚かせたりしないでください。彼らにとってはストレスになりますし、中には防衛本能から攻撃してくる生物や毒を持っている生物もたくさんいるので、あなたにとっても危険です。

また、サンゴは非常にデリケートな生き物です。触ったり踏んだりすると、簡単に壊れてしまいます。サンゴは何百年もかけて成長するものです。一瞬の行動で、水中の美しい景色を失ってしまうこともあります。
中性浮力を取って、フィンでサンゴを蹴って壊したりしないよう注意しましょう。

まとめ

バリ島ダイビングで太陽バックに手足を大の字に広げるダイバー

スキューバダイビングは、自然との一体感を味わえる素晴らしいスポーツです。

ここでご紹介した事は、ダイビングライセンスを取得しても、すぐにできるようになる事ばかりではありません。
意識しながら徐々にスキルアップして、安全に楽しく潜れるダイバーを目指して下さい。

あなたが安全に楽しくダイビングを続けていくことをサポートしてくれるダイビングショップに出逢う事も、とても大きな要因になり得ます。

そして、自然を尊重しなければなりません。自分の安全と周囲の環境に配慮しながら、楽しいダイビングを続けていってください。
きっと忘れられない思い出になるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました